店舗経営のDX(デジタルトランスフォーメーション)を科学するウェブマガジン

パーソナライズ

パーソナライズとは、ネットサービスやオンラインショップなどがすべての顧客、訪問者に同様の内容を表示するのではなく、顧客個人個人の属性、今までの行動といったデータを基にその顧客に適しているだろう情報を顧客ごとに割り出し、顧客個人個人に異なる情報を提供すること。ページ上部に「おすすめ商品」として並べて表示するケースがよくみられる。 店舗、ブランドのトップページはその時々の押しの商品、新製品など、店側の都合で商品をアピールしている。一方で、人の行動はその人の価値観、考え方などで決まり、何か転機が無い限り大きくは変わらない。つまり、顧客は店舗、ブランドのオンラインショップに訪れた時、いくつかのパターンはあるものの、大体においていつもメインページから数ページリンクをたどって気になる商品を参照してくれているのである。トップページをじっくり見てくれている顧客はそんなに多くはないのである。 このときのパターンをつかみ、顧客個人の属性などを併せて顧客が気になるだろう情報を割り出し、提供し続けることが顧客へのUX(ユーザーエクスペリエンス:ある製品やサービルを通じて利用者が得る体験及び印象の総体)の向上につながる。そして、UXが高いと感じた顧客は店舗、ブランドのページへのリピート率は高く、優良顧客となり得る、マークすべき顧客である。 多くの情報が込み合う昨今のWeb市場において、ネットサービス、オンラインショップのパーソナライズは競争力を維持するために欠かせない手段となる。