投稿日: 2013年10月02日 / 最終更新日: 2019年07月30日

ポイントサービス成功のカギ

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ポイントサービスを利用し9期連続で増収増益

こんなスーパーがある。

しかも、イオンやイトーヨーカドーなど大手流通企業ではない。

今回は、そんな山梨県のスーパーのお話。

ポイントサービスを始めるきっかけ

199711月。山梨県の地場スーパー、オギノの本店の正面にダイエーが新店を開いた。売り場面積はオギノの約3倍。

開店日には、創業者が先頭で士気を取り、最後まで売り場の見直しを指示していた。地場のオギノを切り崩すことは、山梨攻略のためだった。

一方、オギノ側は焦っていた。当時のオギノの売上高は544億円。一方のダイエーは25000億円である。戦力では圧倒的な差がある。

そこで、ダイエーに対抗するために始めたのが、ポイントサービス。

オギノのポイントサービス

会員カードをレジでスキャンすると、本店のサーバーに情報が飛ぶ。

そして、その人にあった商品をその場でレシートに反映させる仕組み。

つまり、その人にあったクーポンを付与するのである。

レシートにクーポンをつけるスーパーは他にもあるが、すべての客に同じ商品を提案していること多い。

しかし、オギノは分析により、一人ひとりを分類しているため、顧客ごとに違った商品を勧めることが可能だ。

その人の好みに合った商品を提案すれば、クーポン利用率は増える。

実際、オギノのクーポン利用率は40%を超える。

そもそも、こういった的確な分析が可能なのは、オギノの会員カードの利用率の高さによる。

オギノのカード会員は43万人強。県内の人口比で49%、世帯比では141%を占める。しかも、平均カード利用率は93.5%、カード利用売上比率は96.9%という高さ

カード利用率が85%を超えないと、正確な好み分析はできない

この高いカード利用率によってオギノのポイントサービスは成り立っている。

ダイエーは撤退

19998月、2年もたたずにダイエーは撤退を決めた。業績悪化に伴って、不採算店の閉鎖を余儀なくされたため。

それは、地域住民がオギノに軍配を上げたということでもある。

まとめ

また、オギノはメーカーとタイアップして、メーカー側のコストで消費者に還元していくセールも行うなど、ポイントサービス全体のコストをできるだけ押し下げる努力を行っている。

このように、オギノはポイントサービスによって起死回生を図った。

しかし、そのシステムには最先端のものでも、もの珍しいものでもありません。

大事なのは、当たり前のことを実行するために必要な仕掛けが何かを理解して実行していることにあるのではないでしょうか。

次回は、商店街がどんどんシャッター街になる今。

活気が溢れる商店街がある。近くには、大手スーパーやショッピングセンターがあるのになぜ?

シャッター街復活に導いたアイディアをご紹介します!

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