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セールスプロモーション

セールスプロモーションは「セールス(販売)」と「プロモーション(促進)」の複合語で、広く販売促進活動のことを指す。セールスプロモーションは一見、広告やPRと一緒と思われがちだが、この三者は少し違う。セールスプロモーションは商品を認知してもらい、さらに購入、顧客の登録までも重きを置いている(広告、PRについての説明は割愛する)。セールスプロモーションの目的は、単に商品をアピールするだけでなく、商品を購入してもらい、自店、自ブランドにメンバー登録してもらうことであり、常連客を増やすことである。 店舗運営におけるセールスプロモーションは、ポイントカード・スタンプカードなどに並ぶ非常に有効なマーケティングプランである。セールスプロモーションは主に新規顧客をターゲットにしているので、有効とはいっても、費用対効果は低めになる。しかし、新規顧客の獲得は店舗の運営にとって永遠の課題であり、また、別項でも記したとおり、新規顧客の獲得には常連客の5倍程度のコストがかかるともいわれているため、時期を選んで方法を十分に検討して進めるべき施策である。 一方、ブランド運営においてのセールスプロモーションは、各層の顧客にブランドイメージを再アピールしてブランドの価値を確認してもらい、自ブランドのファンを増やす目的でキャンペーンなどとして行われることが多い。ハイレベルの展示・説明会・試用会などが考えられる。同時にハイレベルの商品のモニターの権利が抽選で当たるキャンペーンなども開催すると、新規顧客も集まりやすい。